一緒に昼食を食べている時の出来事だ。
目の前にがいたから、少しだけ無理をしたのも確かで、
口に入れる瞬間にあの嫌な臭いがしたんだけれど、
何となく流れで口にしてしまった。
前回は死にかけたけど死ななかったし、
だったから今回もどうにかなるんじゃないかって思ったんだ。
結果は見ての通り、飲み下した瞬間にオレは昏倒、
の悲鳴とジャミルの怒鳴り声が遠くで響いてた。
目覚めたのは三日後の事で、
三日位で目が覚めるんなら死ぬ事はないんじゃないかと思えた
オレもどうかしてるんだろう。
馬鹿正直に上記の話をしたから、ジャミルからは死ぬほど怒られた。
オレがどうしてもって頼んでオレと二人だけにして貰ったんだ。
だってオレはの事が好きだから。
こんな馬鹿な真似をするんだったら
二度と御免だと怒りまくるジャミルをどうにか宥め、
いつも通り差し出された薬を飲む。
この薬を飲んで一週間眠ったら身体はすっかり元通りで、
又とご飯を楽しめるかな。
オレはが好きだから、の喜ぶ顔が見たいんだ。
それなのに、ああ、嫌だな。
今度からオレと飯を食べる時、は笑ってくれるのかな。
目の前で血反吐を吐かれたらそりゃ無理か。
だけれど現実のは半泣きの状態でオレの見舞いに来る。
オレを心配して励まして残り香だけ置き帰って行く。
だけれど目を閉じて浮かぶのはの泣き顔で、
耳の奥で鳴り響くのは悲鳴交じりに叫ばれたオレの名前。
アマリリスは何と言った
拍手、ありがとうございました!
第百三十六弾はツイステより初カリムでした!
最近なんだか初が多いな。
ジャミルばかり書いているので
そろそろカリムも書かないとね…!
2020/7/20