又してもどこぞの世界に吹っ飛ばされたのかと思っていたのですが
(何?お次は何ステッド・ワンダーランドなのかな?)
もうお話にならないくらいの現実。


ここは日の出る国日本ですし
トイレに立てこもったを上司は当然許さず(そりゃそうだ)
腹でも下したのかと突かれながらCEOマレウス・ドラコニアの元へ向かいました。


夢かと思ったんだけどもう全然いたわマレウス。
あの男でかいからちょっと離れた場所からもすぐに目視で確認できたし、
流石のマレウス・ドラコニア。
周囲には弊社の女性社員たちが群がっておったわ…。


その様子がちょっと面白くて(何せNRCには女性がいなかったので)眺めていた。
角がないからもう只の美形。そりゃ女達も群がる。



「おい、
「おい、じゃないよ」
「我々はそろそろお暇する」
「お暇する、じゃないよ」



ここで何してるのと聞けども、相も変わらずシルバーは
分かったようで分かっていない顔を引っ提げている。
傍から見る分には凄くちゃんとしてそうなのに、そういう所、全然変わらないね…!



「元気そうでよかったよ」
「は、はあ」
「マレウス様も嬉しそうだ」
「あれもう入れ食いだよね」



シルバーは何か言いたげな顔でこちらを見つめる。



「なあ、監督生」
「うわ、ここでその呼ばれ方違和感しかない」
「お前が元の世界に戻ってから、五年だ」
「は!?」



マレウス様の気持ちを察しろとシルバーは言った。
いやーツノ太郎は初っ端から距離無しだとは思っていたけれど、
五年を経て私を追って来るとは、その執念恐れ入ったよ。


でももう全然頭は追いつかないし、
そもそもディアソムニア,Incって何の会社なの?
ペーパーカンパニーじゃないよね…!?


貰った名刺が葉っぱにでも変わっていないか不安になり取り出す。
名刺は名刺のまま、手の中にあった。




ファンタスティック・レモネード





拍手、ありがとうございました!
第百三十九弾は前回の続き現パロ(シルバー)でした!
マレウスが職場にいたらビビり散らすよね
男前すぎワロタってなるわ
続きます

2020/8/16