I'm faking I love you's.You're forcing me to.
(あなたを好きなフリしてる。あなたが無理強いするからよ)

この目つきは生まれつきのもの、
今更何だかんだ言われたくはないもの。
はそう呟きわざとらしい溜息さえ吐き出した。
そんなを見たドフラミンゴは
それこそ何だかんだと口うるさく言っている。
どうでもいいと思った。どうでもいいのだ。本当は。
昨日も今日もいつだって只やるだけで
そうして時折金を落としてくれるだけの相手。
そのくらいの認識で間違いはないだろう。
金持ちのヒモ―ヒモはどちらだろう。
そんな肩書きはまったく要らないというのに。大嫌いよ。


「馬鹿言ってんじゃねェ」
「―何?聞いてなかった」
「テメエは俺の事、死ぬほど好きなんだよ」
「はぁ?」


サングラスの上から覗く眼差しは腹がたつほど挑戦的だ。
一体何に挑戦しているのだろう。そうして何故受ける。


「ちょっと、タバコ吸うから退いて」
「フ、毛が見えてますよ」
「あんたもね」


起き上がったは片足を曲げタバコに手を伸ばす。
全裸の二人は何から何まで丸見えで、
それでも心の中までは見えないんだなあ、はそう思った。

某グウェン嬢の歌詞より。
日常の話