屑星
小さな破片が唇から零れ落ち、
それはエースの足元に落ちた。
心の欠片らしいわよ噂によると。
呆気ない眼差しを送るエースに一言、
がそう漏らせばエースがそれを拾い上げる。
「何色に見えるかい?、」
「さぁ・・・・・曇ってるから分からないわ」
「不思議な色だな、こりゃあ」
エースの指先で濁った色を放つ欠片を見た。
はエースの言葉を待つ。
「始めてみたぜ、これ」
「あたしも初めてよ」
欠片はエースの舌に包まれ易々と飲み込まれる。
オゴチソウサマデシタ。
深々とお辞儀するエースが一言そう言い笑った。
「知らないわよあたし」
「うん?」
「身体壊しても」
消化だけは絶対に悪いから。
雑食なこの男はの心を飲み込んだ。
これも再UP。短!