半端ない強さでドアを開け室内を一瞥する。
どの道この部屋にシャンクスがいる事は分かっていたのだから驚く事もない。
単にシャンクスの表情を伺いたかっただけだ。
彼は彼で何だろう、妙に目を丸くしたかと思えば笑った。
この部屋は女の匂いに満ち満ちている。
今に始まったものではなく昔からずっとそうで恐らくこれから先もずっとそうだろう。
換気くらいしてみろと思った。
紫煙渦巻くそんな室内、僅かに湿ったシーツの上にシャンクスはそれこそ半裸で存在する。
「・・・どうした?」
鬼のような形相で。
まだ半分眠っているのだろう。
欠伸を一つ噛み殺したシャンクスはそう言い首を鳴らす。
はで口を開かずタバコとライターをシャンクスに投げつけた。
腹が立つ。
ご機嫌斜めか、確かシャンクスはそんな事を言っていたと思う。
毎度だ。ご機嫌斜めの理由はそんなシャンクス他ならない。
今度はどこの女を連れ込みやがった。
「本当、殺してやりたいわあんた」
「おいおい、やけに物騒じゃねぇか」
「あんただけじゃなくってあんたの仲間も殺してやりたい」
「そいつは良くねぇ」
どうせ又女を連れ込んでいるのだろうと簡単に予想はついた。
故には踵を返し船に戻る。
そんなの姿を目の当たりにし真っ先に声をかけてきたのはベンであり、
はで案の定だと唾を吐く。
「あんた、勃つの?」
「うん?」
「勃つわけないわよねぇ?出したばっかなのに」
「何言ってんだ、俺はいつだって−」
無造作に握られた性器は驚きを表現する事なくしな垂れている。
推理劇は鮮やかにドロップアウト。
感覚だけは辛うじて残っているらしく
一瞬身を竦めたシャンクスは参ったと言わんばかりに笑っていた。
それでもこんな男から離れる事の出来ない自分の負けだと知っている。
当サイトはエロさこそないものの下品極まりない。
浮気がばれるシャンクスver
2007/1/18