Yesと答えなさい、救済の手を望むなら

   四日目の放課後、突如クルーウェルに呼び出された。場所は実験室に隣接しているクルーウェルの部屋だ。何事かと冷や冷やしながら向かう。ノックをしドアを開けたに、クルーウェルは中に入れと告げた。



「お前の世話を頼まれていてな」
「え?」
「最近、体調が優れないようだがどうした?」



クルーウェルはじっとこちらを見つめている。真意が掴めない。返答に詰まるを前に立ち上がり近づく。動く事の出来ないの肩に手を置き、指先をツツ、と耳辺りまで滑らせた。



「んんっ」



思わず出そうになる声を我慢する。



「どうした?」
「いえ」
「熱っぽいな」



クルーウェルの指はそのまま首筋、顎へと動き耳朶を嬲り耳の穴周りを撫で回す。その触り方があまりにも上手く、声を抑える事が出来ない。指先一つで信じられない程感じてしまっている。この数日の欲求不満も相成り、一人で立っていられない。気づけばクルーウェルにもたれかかり支えられていた。



「どうした、仔犬」
「す、すみません体調がよくなくて…!」



このままではダメだと我に返り、振り払うようにして部屋を出た。そのままどうにか自室に逃げ帰る。クルーウェルは別に追っては来なかった。それが良かったのかどうなのかは最早分からない。

オンボロ寮の自室に戻ったはベッドの上で延々身悶え、約束された一時間の緩い刺激に幾度も身を震わせた。そんな彼女の様子にヴィルが気づくのも当然だ。



「どうしたのアンタ、そんなに物欲しそうな顔して」
「もう我慢出来ない…中が疼いて堪らないの」
「後2日、我慢して」



ぐちょぐちょに濡れているの体内は赤く充血している。こちらが指示を出すまでもなく、耐え切れないと言わんばかりに腰を上げ自身を慰めているは先程から何度もクリイキしているようだが、まるで満たされない様子だ。

こうなるには少し早すぎるのではないか。こちらの算段と違う。何かおかしいな、と思いながらも、イキすぎたはそのまま眠ってしまいそうだ。おやすみなさい、で通信を切った。









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五日目。又してもクルーウェルに呼び出されたは、前日と違う足取りでフラフラと向かってしまっていた。授業はどうにか受ける事が出来たはずだ。お昼は体調がよくないという理由で食堂を避け、放課後もそのまま自室に戻ろうとしたところで呼び出された形だ。内心、待っていた。



「体調はどうだ?」



クルーウェルは相変わらずじっとを見つめる。上気した頬、潤んだ瞳。少し開いた唇。駄犬共の群れの中に離していい状態ではないと判断を下した。このまま『教育的指導』に入る。



「どうした、仔犬」
「いや、えっと、体調が」
「まず上着を脱げ」
「いや、でも」
「お前のその様子は目に余る。脱ぐんだ」



ムチで顎を指され、渋々脱いだ。そのままソファーに横になる。夜が近づけば近づく程、息が荒くなる。無意識にヴィルとの爛れた時間を心待ちにしているのだ。

クルーウェルは薬を煎じてやると告げ部屋を出て行った。彼の消えた部屋は酷く静かで、薄らと甘い匂いが漂っている。その匂いを嗅ぎながら目を閉じれば脳が弛緩するような不思議な感覚に包まれた。

後二日。どうにか耐え切れるのだろうか。そんな事を考えていたところ、クルーウェルが戻って来た。大丈夫か、そう言いながら魔法薬を渡された。そのまま飲めばいいと言われ一気に飲み干す。



「落ち着いたか?」
「あ、おかげさまで―――――」



そう言うや否や鳴り響く鼓動、心臓が一際大きくドクンと脈打つ。全身が熱い。ハッと顔を上げクルーウェルを見た。



「どうした?」
「私…部屋に戻ります」



そう言い身を起こそうとするの隣に座り肩を抱いた。髪を撫でられるだけでとても気持ちがいい。何故。おかしい。身動きが取れなくなる。



「どうした、仔犬。随分と気持ちが良さそうじゃないか」



髪から耳、唇、クルーウェルの指先は自在に動く。早く部屋に戻らないと、と思うも身体が動かない。その状態が永遠と思える程続いた時、恐れていた事態に陥る。約束の1時間前―――――

急に大きく喘いだが身体を縮めた。飲ませた薬は感度を上げる効能があったが、それにしても妙だ。立ち上がりムチの先での身体をなぞる。そのまま尻を打ち、ズボンを脱げと促した。は幾度か抵抗したが、言う事を聞くまで尻を打つ。仔犬の躾にはコレが一番だ。



「やめて!…やめてください」
「さっさと脱ぐんだ」



ズボンと共に下着も脱がせる。匂い立つ程濡れそぼった下着を見て確信を得た。ソファーに座ったまま足を広げさせ、しゃがみ込みマジマジと見入る。



「こいつは見事だな」
「見ないで」
「あれのやりそうな真似だ」



あれは本当に美的感覚がオレに似ている。

余りの恥ずかしさには両手で顔を隠すも、突起の振動は容赦なくの内腿をビクビクと痙攣させる。ムチで内腿をツウ、と撫で透明な突起で塞がれている秘部をコツコツと叩いた。



「あ、あ、」



が声を上げる。



「ふむ、ココは使えないか…となると」



スルリ、とムチをアナルに滑らせる。とめどなく溢れる愛液は尻まで垂れている。



「ぁ、やぁっ!」
「足を閉じるな」



内腿をムチで叩けば反抗しなくなる。そのままの目の前に立ち、膝を曲げた。膝はの秘部に押しつけられている。顔を隠すの手を掴みじっと目を見た。いい顔だ、発情した雌犬の顔をしている。

突起の埋まったの秘部にはクルーウェルの膝がグイグイと押しつけられており、防ぎようのないは先程からずっと喘いでいる。



「あっ、あっ、ヤダ」
「どうした、自分から擦り付けて」
「あ、あ、あ!」



が身を震わせイッた。いや、イかされた。ようやく膝を話したクルーウェルは、オレの服を汚したな?悪い子だ。肩で息をするにそう囁く。もう、抵抗する術は持ち得ていなかった。