知らぬものに怯えるのは当たり前か

   先程からずっと、イデアのベットの上でM字開脚をしている。股間部分をじっと見つめるイデアはベットに寝そべり、至近距離で男性器のようなものを眺めている。



『ははぁ、対象が女性であった場合、クリトリスが巨大化する、と…』



ふぅ、と息を吹きかければビクビクとショウが震えた。巨大化しているという事は興奮状態にあるという事だ。ジロジロと見回したが何かを射精するような穴は開いていない。やはりこれはクリトリスが巨大化したものなのだ。しかしこれでは射精と共に萎えさせるという術が使えないな、と思いながら視線を下にうつす。

の尻の下辺りから大きくシミが広がっている。おや、と覗き込めばひくひくと大陰唇を震わせながらトロトロと愛液が垂れていた。



『ほほーう!これが実際のふたなり!女性器は現在ですな!』



夢の光景に感動が隠せない。この様子から導き出すに、巨大化したクリトリスと膣の感度は共通しており、どちらにも刺激を与えなければならない。の顔は上気しており随分と興奮しているようだ。



殿、拙者が触るよりもご自身で慰めてみて」
「え?」
「ほら、拙者、力加減とかわからないし…」



まあ、真っ赤な嘘なんですけど。拙者、ふたなりっ娘のオナニーが見たいだけなんですが何か?で感度が倍増しているわけで、興奮してあまり頭が働かなくなっているらしい。巨大化したクリトリスに指先を伸ばす。しごくように掴んだ。



「ぁあん♡」



自身から出た声に驚くも、一度出た声は抑えられない。



「やぁっ♡あっ♡あっ♡なんでっ♡♡こんなっ♡♡♡」



『よっしゃ!!!!?喘ぎキタコレ!!!!!』
『何この声、こんなの私の声じゃない!!!』



そう思いながらも止められない。普段なら決して上げないような声色で喘いでいる。耳に届くその声がまったく別の誰かのもののように聞こえ妙な気分だ。



「滅茶苦茶エロいね、、君」
「やぁっ♡違っ♡違ぁうっ♡♡」
「違わないよ、ほら」
「んぁああっ♡だめぇ…っ♡」



イデアが指を二本挿れてきた。の膣内は熱くとろけうねってている。



「いやいや、感じすぎでしょ、これ」
「あっ♡あっ♡♡」



当然こんな事でイかせるつもりは毛頭なく、挿入した指をゆっくりと動かす。この機会にの反応をじっくりと見たい。膣内で指を大きく開いたり、膣壁を擦れば、いつしかの体内から溢れ出る愛液はイデアの手首まで垂れていた。無論、クリトリスはパンパンに張っている。



「やあぁぁ…♡イかせてぇ…♡♡やらぁ♡♡♡」



ぎゅうぎゅうと指を締め付けながら上下に腰を動かすは余りにも卑猥だ。上下する度にちらつくアナルもひくついている。



『動画を見た時も驚いたけど、殿開発されすぎワロタですわ…』



指を入れたまま愛液が滴るアナルに舌を這わせた。



「んぁああっ♡だめぇっ♡そこやぁっ♡♡」



指先の動きを速める。じゅぽじゅぽと卑猥な水音が室内に響き渡った。咽かえるような女の匂いだ。これは、手に触れないと分からない。



「らめっ♡♡らめっ♡♡♡イクっ♡♡イクっっ♡♡♡♡」



大量の潮を吹きながらは達した。全身が痙攣している。指先は千切れそうな程締め付けられ、ようやく抜けばふやけていた。涎を垂らしながら喘ぐは余りにも二次元的で手に取れる淫猥さを兼ね備えている。



「拙者の部屋が水浸しでござるよ殿」
「ひぁっ♡あっ♡ごめっ♡♡ごめ、なさ♡♡♡」
「これはオシオキが必要だね…」
「やらぁ…♡」



この彼女の反応が本来の姿なのか魔法のせいなのかは分からない。分からないまでも手を伸ばせば触る事の出来る肉体は魅力的だ。ここからショータイム。腕の見せどころってやつですわ。
















ベットに座ったまま壁に背をつけ、上げた両手をイデアに掴まれている。口にはイデアの性器が突っ込まれ、彼は容赦なく腰を振る。所謂イラマチオというやつだ。こちらが動かなくていい分、多少は疲れないが力任せに突っ込まれる性器は喉の奥まで届き幾度も吐きそうになる。の口からは唾液が滴り乳房を汚していた。



「んんっ♡」



の口に性器を突っ込んだイデアは足の指で未だ治まりを見せない巨大化したクリトリスを弄んでいる。息の出来ない苦しさと絶え間なく与えられる強制的な快楽に気が狂いそうだ。

「あー、イクイク!」
「ん♡んんっ♡♡♡♡」



時間としてそう長くなかった為、最悪の展開を避ける事は出来た。遠慮もなしに口内に発射したイデアは勢いよく性器を抜いた。そのまま堪らず吐き出しむせる。



「あーあ、殿、ダメだって吐いちゃ。オシオキ終わらないですぞぉ?」
「ぁ、やめ」



興奮した様子のイデアが続ける。



「言う事を聞かない殿には、ペナルティを与えないと…」
「何―――――」



むせながらイデアの方を見る。何故持っているのか逆に聞きたいくらいなのだが、彼はボックスから様々な性具を取り出していた。 の喘ぎ声が響き渡る室内は心地よい。やはり♡喘ぎは最高ですな、二次元でも三次元でも、と呟きながらニコニコとを見つめる。ゲーム対策(ゲーム中に叫んだりするので)の為、壁を防音にしておいてよかったな、と心底感じた瞬間だ。

イデアは先程からずっと、の屹立したクリトリスにローションたっぷりのオナホールを設置し上下に動かしている。死ぬほど気持ちはいいのだろうが終わらない。萎えないからだ。の乳首とアナルにはローターが設置されているが、膣内にだけ何も入っておらず、シーツには愛液の染みがとめどなく広がっていた。



「あっ♡あっ♡あっ♡やらぁ♡♡も、やぁっ♡♡♡」



10回目の絶頂の後、もう我慢も限界に達したのだろう。トロンとした目でここにも頂戴、とは自らせがんで来た。完全にマトモではない状態だ。



殿は淫乱すぎでござるなぁ」
「挿れてぇ♡おかしくなっちゃうからぁ♡♡」



普段の姿からは想像も出来ないようなの姿にゾクゾクしながら挿入する。アナルで動くローターの振動と相まり気持ちがいい。



『これは……至高!?』



がイク度に膣内が締まり、彼女の快楽をイデアに伝える。オナホールは自ら握り上下に激しく動かしていた。



「…はっ、エッろ」
「んぁああっ♡やらぁっ♡こんなっ♡♡おかしくっ♡なるぅっ♡♡♡」
「あんた相当ヤバいよ、本当…っ、」



イデアの精子が放たれた瞬間、あれだけ膨れ上がっていたのクリトリスも萎んでいった。どうやら術者が射精する事によって解けるようだ。性器を抜き、ほぼ気絶しているの隣でレポートを書く。



「あ!いけないいけない」



忘れるところだった、と呟きマジカルペンを握る。の膣からは白濁した精子がドロリと溢れ出している。そんな様を眺めながら避妊魔法をかけた。













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この事はどうぞご内密に!と言い残しは逃げるようにこの部屋を出て行った。ふたなり化したのもさる事ながら、♡喘ぎが恥ずかしすぎて耐え切れなかったらしい。確かに普段の彼女からは想像もつかない有様だった。

というか、あれはエロ同人の三次元化だ。完全なるフィクション。そこに生身の身体があっただけ。その証拠にこの室内には女の匂いが充満している。甘くうだるような湿度も一緒に。



「本当にバカなんだよねぇ、殿は…」



当然今回の痴態も動画に収められているわけで、この部屋の至る所に極小のカメラを仕込んでいた。鼻歌をうたいながら秘密のHDを取り出し保存する。タイトルは『パート1:ふたなり&♡喘ぎ』。

また思いついたらやろう、それに盗撮も続けるぞ!と息巻くイデアであった。