三日月は死んだ

三日月は死にお前も死んだ。
何て言ってみればちょっとだけ詩的。ちょっとだけ素敵。
に対してお前だなんて言った事はない。別に意味はないのだけれど。
可愛い可愛いお人形。お人形のように扱っていた。
余り気持ちの問題なんて考えていなかったのかも知れない。
着飾らせて、思い通りに躍らせて。おいて置いて。
そうして喜助の準備した舞台を全てだと思い込んだ。
無理に思い込もうとしていたのかも知れない。
そうでもしなければ窮屈過ぎるから。逃げ場は全て塞いでいたから。


「あたしはこれで十分」
「そうでしょう、


心にもない事を、そう思いながらを見つめれば無理が色濃く映る。
一人ぼっちを自覚し始めるのだろう。そうして言葉が舞い始める。
誰の声か。誰の声でもないのかも知れない。
の中でだけ、の脳内でだけ。遊びではないさ。
愛している気持ちを残してしまってその残りに喰われたは耐え切れず。
何となく残されてしまったなあと寂しく思った喜助は
と寸分違わないレプリカを作った。窓際に飾っている。

あれ?何か・・・グロイかな?
つか今あれ見てんですけどね。学校のやつ。
これ酷いな。家なき子の続編?