デスライブ

何となく監禁されもうじき三日が経過する。
を監禁したのはワイパーだ。
軟禁なのか監禁なのか今更どうでもいい疑問を持てども
どの道この部屋からは出られないのだろうし意味がないと思う。
手を伸ばせば外気に触れられる。
やたら高鳴る胸の置き場を探しながらは幾度目かの溜息を吐いた。
余り焦らないのはきっと決まっているからだ。
心配もしていないし平常心をそのままに。
あの男の事を心底信用している。


「・・・・何よ」
「・・・いや」
「何か言いなさいよワイパー」
「言う事なんざねェな」
「面白くない男ね、あんた」
「お前はむかつく女だぜ、
「大体どうする気なのよ、無駄だわ、まるっきり無駄」
「・・・知ってるぜ」
「もうじき終るのよ?意味がない」
「は、」


エネルとて大して心配もしていないと思う。
の顔が見たくなればあの神様はすぐにでもここに姿を見せるだろう。
それにしても三日も姿を見せないというのは如何なものなのか―
どちらかといえばそちらばかりが気になりは又溜息を吐き出す。


「あんたあたしの事好きでしょ、」
「思い上がってんじゃねェ」
「いいや、間違いないわ」
「・・・・・」
「けど残念ね、本当残念、タイミング悪いわ」
「黙れ、」
「あいつ以上の男なんてそういないのよ」
「うるせェんだよお前、喋りすぎだ」
「ねェワイパー」
「何だよ」
「あいつの方があんたよりいい男だわ」


頬を張られ口付けられる。
きっとこうなるだろうと予測し無駄口を叩いたまでの事だ。
ワイパーが自分の事を好きだろうがそうではなかろうが関係はない、
誘き寄せればワイパーは絶対に逃げ出さない。
憮然と向かってくるだろう。
しかし一体いつまでのこの部屋にいればいいのか―
予定もなしにはそればかりを気にしていた。

暫く空島にはまってたんですよね。