只何も言わないだけだ。特に意味はない。
あえて聞かないだけだ。それにも意味はない。
何かも全てが面倒臭いものだから全てを放棄する事にした。
もうどうでもいいのよ。何も思わない。
疲れたんだろうとは思う。いつもの波だ、そう思う。
どうにかなるのだろうか。どうにもならないか。それでも構いはしない。
周りに口出しされるのは真っ平御免だ、だから口は開かない。
馬鹿みたいに喋りはしないさ。
相談なんて一体誰にするのだろう。相談する事もないか。
だからどうでもいいのだ。
ジェクトはここにはいない。今日は来ない。だからもう意味がない。
がここにいる意味はなくなってしまっている。
肯定も否定もしない。何に対してもこの際しない事とする。
表面上だけでサラリと流してしまえばいい。深入りはしない。何も思わない。
正しいとか正しくないとか、そんな事は個人が好き勝手に決めてしまえばいい。
何が正しくて何が正しくないか。そんな事は分かっているのだから。
だから何も考えない。何も思わない。
明日は晴れだろうか。どうでもいいか。
どの道本心なんて、心の中だなんて誰にも分かりはしないのだ。
にも、ジェクトにも。それを取り巻く環境にも。
そのくれェの事で一々騒いでんじゃねェよ。
ジェクトの声が反芻した。
今まで書いてきたキャラの中で一番好きなのはジェクトなんですよ。